資産運用プランを作成、実行する
●資産運用プランの作成
退職後のファイナンシャルプラン を作成した際に、
「3%以上で運用できれば、心配のないセカンドライフを過ごせる」
「5%以上で運用できれば、理想的なセカンドライフを過ごせる」
「物価上昇率を1%くらい上回る運用ができれば、
もし90歳まで生きても貯蓄が底をつく事態には陥らない」
などという、あなたが現実的に目標とするリターンの結論が
導き出せたはずです。
この「目標リターン」をできるだけ低いリスクで実現するための、
本格的な資産運用プランを作成していきましょう。
個人が資産運用を行ううえで重視すべきポイントは、
3つに集約されます。
1.リターン向上
→ 目標リターンを上回る期待リターンの投資対象を中心として、
複数の運用商品を組み合わせる。
2.リスク軽減
→ リスク軽減が実証されている「5つの分散」を用いる。
その5つは、資産クラス・銘柄・地域・期間・タイミング。
3.インフレ対策
→ インフレ時にお金が目減りしない手段を講じる。
全資産に占める「株・外貨・実物資産」の割合を一定以上にする。
これらの3つのポイントを押さえながら、
将来に渡って必要なお金が準備できる可能性が限りなく
100%に近くなるような運用プランを作成しましょう。
そして、上記の運用プランを実行する際は、
投資するマーケットの長期トレンドを確認するだけでなく、
中期トレンド(数ヶ月単位で変わる上下動の波)も把握したうえで、
「過熱している場合は、2〜3回に分けて投資する」などの
リスク軽減策も必ず行ってください。
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