- 平和すぎる相続の5ステップ
- 相続まで3年以上あるときに
- 相続対策の必要性チェック1 ~ 不動産がある場合

相続対策の必要性チェック1 ~ 不動産がある場合
相続で気をつけたいのは、カンタンには換金することができない重た~い資産、
つまり 「不動産」 や 「自社株(じしゃかぶ)」 があるケースです。 主要な重たい資産
のナンバーワンが自社株なら、ナンバーツーに来るのが不動産です!
●相続対策の必要性チェック1 ~ 不動産がある場合
不動産を相続させる場合、何らかの問題が生じる可能性があるのは
「資産の分割」 「納税資金の準備」に関してです。
例えば、共同で相続させる不動産に相続人の1人が住む場合、
「そこに住む人と、そこに住まない人の間で、
それぞれが納得するように、どのような調整をするか?」
という問題は、相続人の生活に直結します。 こういうケースでは
金融資産中心の相続の場合よりも、事前対策の必要性が高いといえます。
また、不動産を受け継ぐ人がまとまった相続税を納める場合には、
一定の金融資産を用意してあげることも大切です。
こういうと、ずいぶんと面倒な資産のように思われるかも知れませんが、
じつは不動産は相続において有利な資産のひとつです。
・賃貸している場合は、それに応じた割合の評価
・一定の条件を満たす居住用の土地は、最大80%減の評価
つまり、相続税の評価額を減らしやすいうえに、
「住む」「貸す」「売る」「建てて貸す」といった幅広い
選択肢がある資産といえるのです。
不動産が落とし穴となって、平和でない相続になってしまわないように、
生前にしっかりと調整を図るか、遺言によりハッキリと意思を残すことは
少なくとも一度は検討する価値があるでしょう。
▼平和すぎる相続のワンポイント ~ できるだけ避けたい「不動産の共有」
預金や株と違って、分けにくい不動産。 相続時に3人以上で共有してずっとそのまま、という
ケースは珍しくありませんが、10年後、20年後、30年後…に問題が起きる可能性があります。
例えば、兄弟姉妹だけが共有しているうちは大丈夫ですが、次の相続が発生してその配偶者
や子供が共有者に加わったり、さらに次の相続が発生したりすると、いよいよ「複数の他人が
共有している」状態に近づいてトラブルが起きやすくなります。 平和すぎる相続のためには
「不動産の共有はできるだけ避ける」と念頭においておきましょう。
※当ページでお伝えした情報は一般的なものであり、実際には個々の判断が必要になります。
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