退職後の公的年金のリサーチ
●リサーチの前に把握しておきたい4つのこと
まずは、現在どの年金制度に加入していているか確認しましょう。
サラリーマンなら厚生年金、自営業者なら国民年金ですね。
それから、
・国民年金加入期間(コクミンネンキンカニュウキカン)
・厚生年金加入期間(コウセイネンキンカニュウキカン)
・年金手帳(または被保険者証)の有無
・基礎年金番号(キソネンキンバンゴウ)
の4つを把握してください。
●年金事務所に行ってみよう!
定年退職を迎える数ヶ月前には、
年金事務所(ネンキンジムショ)に年金手帳を持参して
夫婦それぞれの職歴と年金の加入期間を照合して、
年金受給額(ネンキンジュキュウガク)を把握しておきましょう。
●どうしても年金手帳がみつからない場合は…
勤めている会社の所在地を管轄(カンカツ)している
年金事務所に行って、再交付の申請を行いましょう。
●公的年金をもらうまでに知っておきたい基礎知識
○国民年金は、20歳から60歳まで、40年間保険料を支払う
ことにより満額の年金がもらえるしくみになっています。
○実際に保険料を支払った期間と、免除を受けた期間の合算で
25年以上が必要です。
○基本的には、25年以上保険料を納めていないと
一切年金を受け取ることができません。
○加入期間中に保険料を支払っていない期間があると、
もらえる年金は減額されてしまいます。
○保険料の支払い期間などが25年になりそうもない場合には
60歳から65歳まで国民年金に加入することができる
任意加入制度があります。
●公的年金は減らされてしまった?
公的年金制度の見直しは、5年に1度行われます。
平成16年度の年金制度改正では、負担する保険料のしくみや
年金額などが大きく変わりました。
以前の年金制度では、年金の受給開始年齢が60歳でしたが
将来的には65歳からの開始となり、実質5年間分の受取額が
減額されてしまいました。
厚生年金を受け始めた男性の平均月額は約20万円、
一方で消費支出は約30万円とされているケースがあります。
大まかなシミュレーションだけでも事前にしておきましょう。
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